プラスエム・アーキテクツはリノベーション・新築戸建てを多く手掛ける女性建築家の設計事務所です。

HOUSE OZ

キッチンを真ん中にした回遊動線で
スペースも時間もコンパクトに

都心の非常に利便性の良い場所にあるマンション。

58㎡とややコンパクトなため、ご家族4人が快適に暮らすために、部屋の使い方や収納など色々な工夫が必要でした。

共稼ぎでお忙しい日々の中、週末はみなさん揃っての時間を大切にされるとても仲の良いご家族です。家事の効率が良く、収納が充実し、家族のコミュニケーションを楽しめる住まいへのリノベーションが求められました。

帰宅すると、洗面所で手を洗い、ウォークインクローゼットで身支度を終えて、パントリーに買い物を納めてからダイニングキッチンへ。キッチンを中心とした回遊導線に一連の家事動線が組み込まれた、コンパクトで効率の良いプランになっています。

キッチンに立つと、家中が見渡せる
みんなが自然とキッチンに集まってくる
そんな住まいになりました。

ナチュラルな木目がお好きではないため、白やグレーなどのモノトーンをベースに色や素材を考えました。お子さんのスペースは収納を組み込んだロフトベットを造作で。それぞれ好きな色を教えてもらい、アクセントカラーとしました。

お子さんには、そうして自分の場所作りに参加してもらうことで、自分の居場所に愛着を持ってもらいたいと思います。

設計協力:羽馬彩

物件情報

所在地
東京都中央区
構 造
鉄筋コンクリート造
家族構成
夫婦、子ども2人
施工面積
58平米
築年数
8年
費 用
1,000万円以上
キッチンに立つと子供部屋の様子がよく分かります。
玄関を入ると人感センサーで収納に組み込んだ間接照明がふわっと灯る。両サイドには収納がたっぷり。
右手に洗面所とクロークルームがつながっている左手にキッチンとパントリー。
洗面所から引き戸でつながるクロークルームを見る。
キッチンの腰はフレキシブルボードに染色をしてクリア仕上げとしている。強度、耐水性、防火性能を備えたリーズナブルなパネル素材。コンクリートやモルタル仕上げのような硬質なイメージとなり、ステンレスキッチンによく合う。
やや広めのキッチンの通路。みんながここを通るのでお手伝いも自然にしてくれそう 右手前にかなり広めのパントリーがあるので、アイランドキッチンはすっきり。
リビング側からキッチンを見る。右手前から反時計回りに子供スペース、寝室、トイレ、玄関、バス、洗面、クローク、パントリーと並んでいる。
寝室ブースに壁掛けのテレビ。テレビ下部のスリットの中にAV機器などが組み込まれている。
寝室はベッドと反対側のクローゼットがきっちりはまるコンパクトなスペース。アイアンの室内窓に取り付けたブラインドで開放度をコントロール。
子どもスペースは造作でベッドと収納を組み込んだ。小さなクロークや様々な収納で構成され、秘密基地のような楽しい空間。
二人の思い描くテーマは宇宙ということで、造作のベースカラーはダークグレーに。全てペイント仕上げ。
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